目次 †WARNING †woslicerを使ったほうが楽かもしれない、ということは念頭に置いて作業するのがおすすめです。 RED ZONE †次にRedモードによる音切りして行きましょう。このモードでは、オートメーションを使用した音の音切りを行います。このモードには、Blueモードにあるような、同一の音声を1つのキー音にまとめるという機能はありません。 この機能のためには、オートメーションをコントロールチェンジ等としてMIDIファイルに書き出せるDAWが必要となります。DAWによってはオートメーションとコントロールチェンジを明確に区別しているものがあり、それらの相互変換をサポートしていない場合があります。(参考:TIPS/DAW比較) 一例として、FL StudioはオートメーションのMIDI書き出しをサポートしていないようです。 Mid2BMSでは、テンポチェンジ命令、ピッチベンド、コントロールチェンジなどに対応しています。(うろ覚え) (※同じ音の自動検出、技術的には出来ると思う(やるとは言ってない)) MIDI出力の準備 †Redモードで音切りをする場合も、プロジェクトを別名保存し、元のプロジェクトを破壊してしまわないようにします。Blueモードの場合と同様に、不要なトラックを削除し、適切にトラック名などを設定します。 Redモードの音切りにおいては、WAVファイルの個数が不必要に増えるのを防ぐため、「音切り時において同じ音は1回」という原則を守る必要があります。 また、ノーツとオートメーションを同一のMidiトラックに格納することが推奨されます。ただし、テンポチェンジなどの場合はこれが出来ませんので、必ずしもこの限りではありません。どのようにするとノーツとオートメーションが同一のトラックに格納されるか、というのはDAWごとに異なりますので、MIDIシーケンサーなどでMIDIファイルの確認をするなどを行って下さい。MID2BMSのAnalyze MIDIツールを使用して確認しても構いません。下の図では、bass1というトラックの、ロータリー1という未使用のマクロコントローラーに、オートメーションを割り当てていることがわかります。 準備が出来たら、作業用のフォルダにMIDIファイルを書き出します。 [1]Mid2MML †Mid2BMSの[1]Mid2MMLタブを開き、先ほど出力したMIDIをドラッグ&ドロップします。Redモードの場合は、red modeを選択しておきます。また、開始wav定義番号の右にある<=ボタンをクリックします。これにより、WAV定義番号の開始番号が更新されます。さらに、BMSチャンネル11-29には配置しないに必ずチェックを入れます。 tanon_smfをシーケンスレイヤーとして書き出すのチェックですが、先ほどノーツとオートメーションを同一のトラックに格納した場合はチェックを外します。また、テンポ変化を含む場合はチェックを付けます。 設定が完了したら、処理開始ボタンを押します。トラック名の確認ダイアログが出ますので、変更するをクリックします。 Blueモードと同様に、以下の説明に従って設定を変更してください。各項目の詳細な説明はリファレンスを参照してください。
その後、適用ボタンを押すと、いくつかのファイルが出力されます。一部のファイルは上書きされます。
DAWへのMIDI読み込みとWAV出力 †この後、Blueモードの場合と同様に、単一の単音WAVファイルを使用するかどうかで作業が分岐します。 パラアウトを用いない場合(単一の単音WAVファイルを使用する場合) †元の楽曲のプロジェクトファイルを開き、上書き保存してしまわないように、別名で保存します。このプロジェクトからすべてのノーツを削除します。その後、先程出力されたMIDIファイルを読み込み、読み込んだMIDIに含まれるノーツとオートメーションのそれぞれを適切なトラックに配置します。ノーツがタイムライン上で重なっている場合は、読み込んだトラックの順番になるよう、下図のように階段状に時刻をずらしてください。その後、通常と同じ方法でWAV音源の書き出しを行います。 パラアウトを用いる場合(音源を複数wavファイルとする場合) †要加筆。 [2]WaveSplitter †次に、Mid2BMSの[2]WaveSplitterタブを開き、text5_renamer_array.txt をドラッグ&ドロップします。 また、単一の単音WAVファイルを使用する場合は、単一のWAVファイルを使用するにチェックを入れ、先ほど書き出したWAVファイルをドラッグ&ドロップします。 音切り開始ボタンを押すと、WAVファイルが切り出され、完了メッセージが出力されます。 音切り結果の確認とやり直し †最初の方で出力された、text6_bms_red.txt ファイルを必ず複製し、元のファイルは残しておきます。その後、複製したファイルの拡張子を .bms に変更します。ここでさらにファイル名の頭にアンダーバーを付けておくと良いでしょう。ここでは_red.bmsというファイル名にしたとします。 このファイルをメモ帳で開き、text6_bms_blue.txtの内容すべてを_red.bmsの先頭に貼り付け、上書き保存します。一度でもBMSEやiBMSCで編集したファイルを使用してはいけません。Purpleモードでの音切りを行った場合は、_red.bmsの先頭にtext6_bms_purple.txtの内容を貼り付けた後、その先頭にtext6_bms_blue.txtを貼り付けます。(結果として、音切りを行った順にデータが格納されるようにします。) このBMSファイルをrenamedフォルダへ移動します。キー音のWAVファイルとBMSファイルが両方フォルダ内にあることを確認します。 iBMSCやLR2などでこのBMSを開き、正常に音切りが出来ているかどうか確認します。 もしここで正常に音切りができていなかった場合は、TIPS/音切りに失敗したらなどを参考にして、音切りのやり直しを行ってください。 オブジェの複製による楽曲シーケンスの復元 †Redモードでは「同じ音は1回」という原則に基づいて音切りをしたため、削除した音を復元する必要があります。そのためBMSEやiBMSCでオブジェをコピーしなければなりません。ここは手作業になるため、面倒ですが頑張って下さい。 音切りが完了したら、他の色の音切りに進むか、チュートリアル/不要WAV削除に進んでください。 |