音切りに失敗したら

音切りに失敗した場合、ほとんどの場合は、WaveSplitter工程において、残響の大きい音などの影響で無音の検出に失敗している場合です。念のため、以下のチェック表を確認した上で、以下の「原因特定編」の項目を行って下さい。

  1. ベロシティが0の音符は存在していないか?
    • ベロシティが0のノーツはMIDIファイルとして書き出されません
  2. キースイッチを使っていないか?
    • キースイッチはMid2BMSではそのままでは使用することが出来ません
  3. 鍵盤を叩いても音が鳴らないようなノーツは存在していないか?
    • サンプラーにおいて、楽器の音域外の音を鳴らそうとした場合に主に発生します
  4. 極端に音量の小さい音が存在していないか?
    • フィルターによってカットされた音などが該当します。これらの音はBGMにすることをおすすめします
  5. だんだんと大きくなったり、一度小さくなった後に大きくなるような音がないか?
    • ノイズ系のFXなどの場合に発生します。これらの音は手切りをおすすめします
  6. BPMは200を超えていないか?
    • この場合は、[1]Mid2MMLタブを開き、MarginTimeの値を (BPM ÷ 10) くらいの値に設定して、midiファイルの生成からやり直してみてください。
  7. 微妙にリズムがズレているか?

参考:

スピード解決編

とりあえず[2]WaveSplitterにおける無音検出時間を2倍にしてもう一度音切りしなおしてみましょう。

原因特定編

二分探索について

まず最初に確認して頂きたいのは、ファイル名と実際の音が一致しているかどうかです。c d e f g a b の順に、ド レ ミ ファ ソ ラ シ を表しています。また、cp dp fp gp ap のpはシャープを表しています。iBMSCやBMSEでBMSを開いて#WAV定義リストを確認し、どこまでの範囲で、ファイル名と音声の対応が取れているかどうかを確認します。(TIPS/キー音のファイル名についても併せてご確認ください。)

音切りに失敗していった場合、どこまで正しい音で、どこまでが誤った音なのかを確認します。#WAV定義リストの真ん中あたりのキー音を確認し、このキー音がOKであれば、音切り失敗の原因はこれよりも前にあることが分かります。もしこのキー音がファイル名と対応していなければ、これよりも後ろに音切り失敗の原因があることがわかります。残った範囲に対してこれを繰り返し、境目を見つけます。

たとえば #WAV3D が正しく #WAV3E が誤りならば、#WAV3E に音切り失敗の原因があることがわかります。

この原因の音だけ手切りをするという選択肢もあると思います。

ファイルサイズによるソート

キー音の中に、異様にファイルサイズの小さい音が生成される場合があります。これは、残響音をキー音と誤判定したことによるものと考えられます。

無音の検出に失敗していた場合の対処法

音切り失敗の原因は、残響の大きい音などの影響で無音の検出に失敗している場合がほとんどです。解決方法は2つあります。

【方法1】無音検出時間を変更する方法

1つ目は、[2]WaveSplitterタブの、無音検出時間(Silence Time)の項目を変更することです。

troubleshooting_001.png

  • もし、キー音が不足していて、「正しく音切りがされていない可能性があります」というエラーメッセージが出た場合は、無音検出時間の値を小さくして下さい。0.75秒、0.70秒、0.60秒、0.50秒・・・と段階的に小さくしていくのが良いでしょう。ただし、この値を小さくしすぎると、キー音の途中で分割されて2つのキー音になってしまう場合があります。
  • もし、そうではない、つまり「書き出されたキー音の個数」が「必要なキー音の個数」と一致している場合は、無音検出時間の値を大きくして下さい。0.75秒、1.00秒、1.25秒、1.50秒・・・と段階的に大きくしていくのが良いでしょう。ただし、この値を大きくしすぎると、複数のキー音が結合されて1つのキー音になってしまうので注意です。

この方法ですが、そもそも正しくキー音に分割できるような無音検出時間の値が存在しない場合があります。その場合は、次に示す2つ目の方法を試してみてください。

【方法2】音符同士の間隔を変更する方法

troubleshooting_002.png

2つ目は、[1]Mid2MMLタブの、音符同士の間隔(MarginTime)の項目を、より大きな値に変更することです。単位は「拍」で、ノート同士の間隔時間を表します。12拍、16拍、20拍、24拍・・・と段階的に大きくしていくのが良いでしょう。デメリットは、この値を大きくしすぎると、書き出しに多くの時間が掛かるようになってしまう点と、もう一度midi書き出しからやり直さなければならない点です。この場合、あなたはもう一杯の追加のコーヒーを飲む必要があるかもしれません。


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Last-modified: 2018-10-08 (月) 01:26:16 (67d)